株式会社要

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ワインをプログラミングの思考で考える

初めまして。開発部の千葉です。

Javaのプログラマーをしています。

季節的にボージョレ・ヌーヴォーの季節であり、たまたま僕がワインに詳しいこともあり、せっかくだからワインに関する投稿をしようと思い立った訳ですが、

IT企業のブログだし、プログラマーだからプログラムのことも書かなければいけないとも思い、悶々と考えた結果以下のような話題にまとまりました。

 

とあるのプログラムの教本に、

  • 順次
  • 分岐
  • 繰り返し

の組み合わせで、世の中の全てのロジックが解決出来る、と書いてあった。

試してみる。欲しい答えは、「そのワインは価値があるか?」とする。

ワインの価値、そもそも物の価値は受ける印象に対し対価が妥当であるかだと考える。

ものすごく美味しいワインが100円なら嬉しいし、何万円もするワインがまずければがっかりする。そんなことは売る側は分かっている訳だが、利益が出ない価格で販売する訳にもいかない。

今回、ワインの価値は「原価」に対し「売価」が格安か?で判断しようと思うが、「原価が高い」=「美味しい」の理論がまかり通っている事を前提とし、また何故まかり通るかも少し説明しながら書いていきたいと思う。

 

まず「売価」は、とあるワインを販売しているワインショップの売価を、ワインショップの数だけ【繰り返し】検索し、その結果一覧を【順次】比較し、今までのワインショップの売価と比べ、安ければそれを基準とする【分岐】を行い、最終値を「売価」とする。

「原価」は基準値を0とし、加算する形式とする。尚、ワインは2房の葡萄から1本出来ると仮定する。

 

 

要素を集める

 

【加算要素① 土地代】

葡萄を栽培するのは畑で、畑は土地であり、土地代が発生する。

フランス、ブルゴーニュ地方にはコートドール(黄金の丘)と呼ばれる一帯があり、その土地は葡萄栽培に適し、涙が出るようなワインが生産される。
が、身長50㎞のミドリムシ程度の面積しかなく、畑の区画単位で所有者が存在する超人気スポットで、勿論土地代も一流。

対し、スペインは広大な国土のほぼ全域が葡萄栽培に適していると言われる。その為、土地代はお手頃。

これは【分岐】も【繰り返し】もないが、葡萄の木が1平方メートルに対し1本と仮定して割り算で求める。

 

【加算要素② 房数】

ワインの世界には「グリーンハーベスト」と言う言葉がある。1本の木に成る葡萄を切り落とし、数を減らす。

そうすると葡萄1房に行き渡る栄養素が増し、濃厚な旨味を持った葡萄が出来上がる。が、生産量は落ちる。極端なワイン生産者は1本の木に2房の葡萄しか成らさない。

これも単純に割り算で算出出来そうだ。

 

他にも人件費や輸送費(船か飛行機か、定温か常温かで全然違う)など要素は沢山あるが、とりあえず以下の要素を最後とする。

 

【加算要素③ 設備費】

ここは【順次】と【分岐】を組み合わせる事で解決出来そうだ。

ワインが出来る工程として、葡萄を砕いて酵母菌を加え、発酵。(発酵と腐敗は実は同じ現象。飲めれば発酵、飲めなければ腐敗である)

発酵したてのブクブクのワインを落ち着かせるのが熟成だが、熟成に使う樽が、木かステンレスかで、まず【分岐】する。

ここで、木とステンレスの長所と短所を上げてみる。

木の樽はワインに独特の複雑味を与える。単純に言えば「木の香り」だ。余談だが、ウイスキーが茶色いのも、実は木の色だ。ウイスキーの原酒とは、実は全て透明である。

その昔、禁酒法時代、国民がこっそりウイスキーを保存するのに木の樽を使った。そうすると、何ともまろやかな琥珀色の液体が出来上がっていたという。その後、ウイスキーは木樽で熟成させるのが定番となった。

同様の理由により、ワインの熟成にも木を使うのだが、樽の木の風味は使用すれば徐々になくなっていく。そのため、何年かに1回買い替えなければならない。対し、ステンレスは独特の風味こそ与えないが、長く使える。

 

以下、Javaの構文にのっとり検証する。

 

 

検証

 

if(樽=ステンレス)
*樽がステンレスであればtrue

→trueであれば+100円

 

if(樽=木)
*樽が木であればtrue

→trueであれば更に【分岐】する

 

if(樽=新品)
*樽が木であり、かつ新品であればtrue

樽が新品かどうかの長所と短所を上げてみると、新品であれば木の香りが強いが、毎年買い替えなければならない、ということが上げられる。樽の世界には、中古もある。

→trueであれば更に【分岐】する
→falseであれば+200円

 

if(樽=小さい)
*樽が木であり、新品であり、かつ小さければtrue

樽の大小についての長所と短所は、樽が小さければワインの液体に対し接触面が増えるため、木の香りは更に強くなる。が、当然たくさん必要になり、お金がかかる。大きければ少ない樽の数で済むが、香りは弱い。

一概に小さい方がいいとは言えないのだが、今回はそこは考えない事にする。

→trueであれば+300円
→falseであれば+200円

 

上記は【分岐】を【順次】実行した結果である。これで「原価」に加算するものは加算したので、最終的に「売価」と「原価」が算出された。

 

ここで比較。
「売価」は「原価」の1.4倍位が妥当と仮定する

 

if(「売価」<「原価」×1.4)
→trueであれば価値のあるワイン
→falseであれば価値に見合わない売価のワイン

 

上記のプログラムの結果をワインショップの棚のプライスカードにでも書けば、どんなワインを買ったらいいのか分からない人にとっていい判断基準になるだろう。

 

 

まとめ

 

こんなドライなプログラムでワインの奥深さは測れない、と一部の人は言うだろうし、文化に対する冒涜かもしれないが、売れずに誰にも飲んでもらえないよりはいいのでは?とも思う。

ともあれ、

  • 順次
  • 分岐
  • 繰り返し

で、ワインの価値を求めることが出来た。

あらゆるロジックが【順次】【分岐】【繰り返し】で解決出来ることも、かなり強引だが証明されたと言っていいのではないか。

 

副産物としてだが、これがつまり、「オブジェクト指向」なんじゃないかと心得る。

*オブジェクト指向
現実世界のあらゆる事柄を「オブジェクト(対象)」として捉え、それを抽象化するプログラミング言語の概念

 

以上でした。乱筆御免。

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