株式会社要

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第28回TNMコラム 10年前のプリンターがブーム!

 いつもTNMコラムをご愛読いただきましてありがとうございます。
今週の担当は中野が担当させていただきます。

夏の暑さのピークも過ぎ、皆さんも夏季休暇も終えた頃かと思いますが、
ゆっくりとした休暇は過ごせましょうか?

 今回のテーマはプリンターとインクの価格に焦点を当ててお話ししていきたいと思います。
皆さんのご家庭でもプリンターは今や一家に一台なくてはならないものになってきましたが、
そのインクを購入する際に、その高価さに驚愕したという人は多いかと思います。

その上ほとんどの場合、インクカートリッジはそれぞれのメーカーの専用品で安い代替品は
手に入れにくいため、馬鹿馬鹿しいと思いながらも純正品を買わざるを得ません。

 プリンターのインクは1グラムあたり約68円と血液の2倍以上となっており、
まさに「インクの一滴は血の一滴」という状況。
しかも、プリンターにセットすると起動時に勝手にインクを吐き出す
オートヘッドクリーニングから何百円、何千円かは印刷以外で無駄になっているということになります。

 消費者の対抗策としては、インクカートリッジにインクを注射器で詰め替えたり、
廃棄カートリッジをリサイクルしたサードパーティ製のインクを利用するというものがあります。
しかし、2006年にリサイクルインクカートリッジ業者に対しキヤノンが販売差し止めの
訴訟を行い勝訴するなど、非純正インクを排除しようとする動きもあります。
中にはプリンタに外部インクタンクを増設して、直接交換インクを注げるように
改造しているユーザーもいるぐらいです。

 プリンターは、本体を安く販売しインクなどのサプライ品で利益を上げるという
ビジネスモデルを採用しているものがほとんどですが、
インクカートリッジ2セットで安いプリンタが1台買えてしまうような価格になってしまうなど、
本末転倒になってしまうケースもあるようです。

 その中でも8年も前に製造され、メーカーの保証期間もとうに切れた中古プリンターがいま、
オークションで高額取引されているのです。

 オークションサイトをのぞいて見たところ、業者ですら修理が困難な電源が入りませんなどの
商品こそジャンク品として安価に売られているが、問題なくカラー印刷が出来る動作品には
高額入札が殺到していました。

 例えば、10年以上も前の2004年に発売されたキヤノンの「PIXUS iP4100」に5500円の値がついていたり、
2007年発売の「PIXUS iP4500」には、何と2万2000円もの値段が付いていました。
2008年には量販店で1万円前後で普通に売っていた商品の中古品が驚きの価格です。

 どうやらその理由はやはりインクカートリッジにあり、
多くのメーカーはこの10年でプリンターのインクカートジッリの容量が半減したとされています。

 「昔はインクの残り容量を目で見ることができたのに、最近のインクはどのメーカーも
見られないようにしてあるのです。
試しにカートリッジを分解してみたところ、その容量は10年前の半分でした。

 この意外なニーズに目を付けた一部の嗅覚鋭い中古販売業者たちは、
自治体で処分すれば費用が掛かる中古プリンターを近隣の住宅からを無料で引き取り、
オークションで高値で転売することで財をなしているというビジネスまでも生まれています。

 たくさん印刷すればするほど、かかる費用が爆増してしまうようになるよりは、
インセンティブモデルが改められた昨今の携帯電話のように「導入価格を上げる代わりに
ランニングコストを安くする」といったビジネスモデルに転換するというのも1つの手ではないでしょうか。

TNM中野

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