株式会社要

株式会社要

英語を読むには?

こんにちは。
Team Network Management,略して
TNMメンバーの清水 夕輝(ゆうき)と申します。

4月、新卒の方も続々と要に入り、新しい季節ですね。
ご一緒に要を盛り上げていければ、と思います。

ところで。
皆様は新年度の始まりを機に、何か新しいことを
始められていますか?

万が一、「英語学習」やってみようかという方のため、
今回のブログをお書きしようかと考えております。
前回のブログでも、英文読めるようになるには?
みたいな終わり方をしたことですし。

<以下、しばらく前置き>

英語ってどうですかね?
個人的には、出来て損はないです。

まず、映画や小説、ゲーム、技術書といった
面白いものに触れられるチャンスが増えます。
面白そうだけど英語版しかない…って作品、よくあります。

仕事においても、ITの用語は英語だらけで
切っても切れない関係ですし、英語が使えれば、
受けられる仕事の幅も広がると思います。

実際私も、今の現場で英語を使う機会があります。

私の仕事はネットワークの回線障害対応窓口業務といいまして、
お客様から回線についての問合せや依頼を受けるお仕事です。

その中で、海外のお客様と電話応対をしたり、
メールを送ったりする際に、英語を用いています。
「Hello, this is Shimizu from ○○ speaking.
We detected a line failure on your line …」
(訳:こんにちは、○○の清水と申します。
お客様の回線で回線障害を検出しまして…)
のようなことを、例えば話す感じですね。

ITの専門スキルはまだまだの私ですが、
今の現場は英語出来ればOK,ということで
ご縁のあった現場です。

英語がちょっとでも出来れば
面白い現場に食い込めるチャンスが広がる、
ということはお伝えしたいと思います。

<以上、前置き終わり>

さておき。
前置きが長くなりましたが、
今回は英文を読めるようになるための心構えを
紹介していきたいと思います。

英語の勉強は、まず読むことからスタートかと思います。
読んでわからないものは聞いてもわからないし、
それについて喋れないし、書くこともできないです。

英文を読む勉強をするにあたって、
私がこれだけはいつも忘れないようにしている、
という文章を紹介します。

「同時通訳の神様」と呼ばれた國弘正雄氏が、その自著の中で、
大学受験生の間で広く支持を受けた英語講師、
清水かつぞー氏の文章を引用した文章です。
(ややこしいな)

英語をどう勉強していけば良いか迷う方、
少し長いですが、ぜひお読みください。

先立って注意:「只管朗読」とは、
「ひたすら声に出して読む」という意味です。

國弘正雄著『英語の話し方』より抜粋

大学入試の長文読解と只管朗読

高校生の読者は、大学入試の長文問題が気になるでしょう。
この分野も只管朗読とは無縁ではありません。
私の周囲にも高校や予備校の先生方が何人かおられる。
あるとき、その一人の清水かつぞー君が、毎年四月に生徒に手渡す
プリントを目にする機会があった。一読して、その説得力と正統派の
精神に感心した。ぜひみなさんにも紹介いたしましょう。

(中略)

君の英語号は空に舞い上がれるか? 清水かつぞー

わからない単語が一ページに十もあり、一つひとつ辞書を引く。
そのあとで一生懸命にノートに日本語訳をでっちあげる。
授業中に教師が言う訳を参考にして、自分の訳を訂正する。
文法的な説明その他も全てノートする。
家に帰って、少し復習して、それでおしまい。

もし君が英文解釈でこのような勉強法をしていたら、
残念ながら長文を何題やろうが何年勉強しようが、
あまり実力はつかないだろう。残酷な話だが本当だ
(もちろん、全然無駄とは言わない)。

それはちょうど、飛行場の滑走路をグルグル回っている
ジェット機のようなものだ。地面を滑走し続けるだけで、
空に舞い上がることは永遠にない。

あの大きなジェット機がわずか三千メートル足らずの滑走路で
どうして見事に空に舞い上がれるか、君は考えたことがあるか?

原理は簡単である。脇目もふらず、まっすぐにスピードを上げて、
離陸直前には時速が三百キロ以上に達するからだ。

そう、ジェット機が空に飛び立つのは、
それなりに必要なスピードというものがあるのだ。

英語の場合もまったく事情は同じである。

勉強を続けていくうちに、だんだん加速度がついてきて、
どこかで飛躍がなければすこしも面白くないではないか。

君はそうは思わないか?

君は加速度を生みだすものの秘密を知りたくないか?

私は自分の経験から、はっきりとそれを知っている。

これは本来ならば大極秘伝で、簡単に教えるのは惜しい気もするが、
今日は気分が良いから、サービスしちゃおう。

それは「スラスラ感」なのである。

「この英文はスラスラわかるぞ!という感じなのである。

そうなのだ。
英文解釈の勉強とは、スラスラわかる英文を
一つずつ作り上げていくことなのだ。

もちろん最初からスラスラわかるはずはない。

このスラスラ感を味わうためには、
単語の意味や構文の理解も必要だろう。
やりたければ日本語に訳してもよい。

しかし、それで一丁終わりとしたら、ラーメン屋に入って、
待つことしばし、やっとラーメンが出てきたのに、
匂いを嗅ぎ、おつゆを一杯飲み、お金を払って出てくるようなものだ。

ところが、悲しいことに、ほとんどの人の
英語の勉強はこのラーメンの「おつゆ一杯」だ。

頭でなんとかうすぼんやりわかったくらいで一丁あがりと錯覚する。

そこからさらに一歩突っ込んで
「スラスラ感」の獲得まで進もうという人はまれだ。

「スラスラ感」を味わうためには、
地道に音読を繰り返すという復習が欠かせない。

ほとんどの生徒がそこから逃げようとする。
いや、そのことに気づきもしない。

教師もその点をしつこく言わない。
復習は各自がやることが建前なのだ。

繰り返すが、
うわべの勉強を何題やっても君の英語号が
空に飛び立つことはない。

ところが、たった三題の長文でも、君が日本語を読むときの
「スラスラ感」の半分くらいを英語でも感じることができれば、
飛躍の可能性が生まれてくる。

最初から量を焦ってはいけない。

「スラスラ感」さえ獲得すれば、量はあとから、
あっという間についてくる。

大学入試の長文読解は、最高レベルの生徒でもせいぜい百題だ。

本当に百題スラスラ読めるようになると、もう入試の英文は
読みたくなくなるのだ。世の中にはもっとうんと面白い読み物が
たくさんある。細切れ英文に百題以上付き合う義理はない。

もちろん、私は入試の英文をたくさん読む。しかし、それは商売で、
お金がもらえるからだ。おわかりだろうか。

よろしいか、
最初の十題がスラスラ読めるようになるのに
二百時間掛かったからといって、その十倍の百題を
スラスラ読めるようになるのに、
同じように二千時間掛かるということはないのだ。

最初の一題は本当に涙が出るほどつらい。

しかし、そこは覚悟を決めてクタクタになるほど復習したまえ。

具体的にはテープを何十回と聞き、
手で書いて単語を覚え、音読を繰り返す。
文の構造が不明のところは教師にどんどん質問する。

スラスラ感を追及する者の進歩は等比級数的である。

二題目、三題目とだんだん楽になる。

十題やりとげた人ははっきりと、
自分が正しい方向に進んでいるのを自覚できる。

三十題やりとげた人は、ひょっとしたら、残り七十題は、
一日二時間、一か月で終わってしまうかもしれない。

Believe me.

(中略)

ごくろうさまでした。こうして清水君の話を聞いてみると、
<精読→只管朗読→多読>という流れが入試の勉強にも
当てはまるのがわかります。只管朗読とはまさに復習の方法で、
復習とはちゃんと身につけることなのです。

(以上、引用終わり)

いかがでしたでしょうか。
英文が読めるようになる方法について、
もう一度お伝えすると、次のようになります。

1,英語の長文を用意する。
(これならなんとか読めそう、という
くらいのレベルの文章がおすすめです。)

2,単語を調べ、文法を調べ、
英文の構造を掴みながら読み進め、
その文章の意味を理解する。

3,理解したら、そこで終えない。
英文を朗読した音声を聞き、
手で単語を書いて覚え、
声に出して読む「音読」を
「スラスラ感」を獲得できるまで繰り返す。
(手で書く、耳で聞く、声に出して読む、
ということがポイントです。
目だけでなく、手や口や耳にも勉強させる、
すなわち五感をフルに活用すると
より一層アタマに残りやすいです。)

4,「スラスラ感」を獲得できた文章を、
一つ一つ積み上げていく。以降、1~4の繰り返し。

魔法のような方法を期待された方、ごめんなさい。
そんなもんは、無いです。
反復練習無しに最初からホームランを打つコツが
無いのと同じです。

確かにこの方法、始めたばかりの内は
英文を理解するまでが難しいし、
音読を何度も繰り返すのめんどくさいしで
心折れそうになりますが、それでも繰り返していると
ある時ガーンと飛躍があって、
読んだことがない英文でも意味が取れる時がきます。
上のホームランの例えとも被りますが、
スポーツの技術習得の過程と似たようなものだと言えば
ピンとくる人もいるかもしれません。

この方法で軌道に乗ると、結構楽しく英文が読めるようになります。
そして、一度身に付いたスキルはそう簡単には落ちません。
一生モノの英語力を身につけたいと思っている方、
上に挙げた方法は間違いなく『買い』です。

新しく英語を勉強してみたい人、
以前挫折したけどもう一回始めようという人、
興味あるけどどうしようかな…という人に、
この長文が少しでもお役に立てば幸いです。

今週も、ありがとうございました。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Return Top